雨漏り工事業者の選び方は、雨漏りの根本原因を95%特定できるかどうか

雨漏り工事業者の選び方は、雨漏りの根本原因を95%特定できるかどうか

「どうしてこんなことが起こるんだ――!」

新しくて何の不便もないはずのあなたの家で、そんな悲嘆の声があがっていることはありませんか。
まったくの突然の出会いがしらの事故と感じられるであろう雨漏り。
じつは多くの家で、現実に起こっているのです。

雨漏りはなぜ起こるのか?

雨漏りというと、どんなイメージをお持ちになるでしょうか。
昔は、住宅状況もあまりよくありませんでした。
マンガ等でおなじみの、家のあちこちからポタポタと落ちてくる水滴を受け止めるために、空き缶や洗面器、鍋などの容器を家中からかき集めて並べるような光景。あっちからこっちから「ポチャ、ポチャ」と水がはねる音が聞こえてくるような状況は、今ではあまり見られなくなっています。
建物の構造が様々に変化してきたのとともに、そういった「目に見える雨漏り」は少なくなり、雨漏りもずっと複雑なものになっているのです。

本来、家というものは、雨や風を防ぎ、私たちが快適な暮らしを営めるように設計されています。
しかし、いくら新築の家でも、設計段階のミスや施工中の欠陥があれば、雨水が侵入してしまいます。家の経年劣化、豪雪や塩害のような地域の環境にも大きく影響されますし、台風などの天才が引き起こす要因によって、家が破損したりする場合もあります。
また、生活環境に適さない建築材料や、耐水性のない建材が家に使われていると、家の劣化がより早く進んでしまい、まだ建てて何年もたっていない家であっても、突然雨漏りの被害に見舞われることがあるのです。
正しい設計のもとに、正しく建設された家であれば、よほどのことがないかぎり、何年たっても雨漏りのない快適な暮らしができるはずです。

雨漏りの原因を特定するのは簡単ではありません

雨漏りの原因は、「屋根そのもの」「屋根に施された板金」「壁」などに、なんらかの支障をきたしているということです。
雨漏りが厄介なのは、たとえば玄関で雨漏りが発生したとしても、そのすぐ上の屋根に原因があるとは限らない、ということです。調べてみると、「こんなところに!?」と驚くような場所に原因があったりするのです。

雨漏りの直接的な原因である「水の侵入」は、風によって、水が下から上へ押し上げられる場合も多くあります。大雨や梅雨の時期にかぎらず、ある日突然雨漏りが始まることもあるのです。
実際にその家を建てた大工さんに見てもらったのに、雨漏りの原因がどこにあるかわからなかった――そんな声をよく聞きます。

昔は、雨漏りといえば、屋根からの場合がほとんどでした。
このため、住宅建設関連の会社では、雨漏りを起こさないための屋根の設計や施工技術、屋根材の開発に力を入れてきました。
ところが、最近では、雨水が屋根を伝わって壁やサッシに染みこんでくるような雨漏りが多くなってきています。壁に雨のシミができていても、実際に雨漏りしている箇所はまったく別の離れたところだったりすると、専門的な知識がない人にとっては、雨漏り箇所の特定は難しいものになります。
昔は、大工さんが一軒の家に何から何まで関わって家づくりをしていました。棟梁とか親方と呼ばれる人が、その家が完成するまですべての責任をもって工事を管理していたのです。住宅建築の方法や住宅そのものの構造は進歩し、今では、家の建て方もずいぶんと様変わりしました。
さらに、今の家は、新しい技術、新しい建材、新しい機器が使われて建てられていますから、専門の業者がそれぞれの専門分野を請け負う形になっています。
たとえば基礎、サイディング、瓦、板金、左官、電気工事、内装……これらはどれも、その工事の専門家にしかできない技術が必要です。
昔の棟梁の役割を担っているのは、今でいうと現場監督です。現場監督は、その住宅すべての工事を把握して、それらに必要な多くの業者さんをしっかりと管理していくのが仕事です。つまり、現場監督の良し悪しが、いい家ができるかどうかを大きく左右しているのです。
しかしながら、家づくりの技術は日進月歩で進歩しているにもかかわらず、建築業界の現状をみると、十分に育成されていない、未熟な現場監督も増えています。
家づくりのトラブルの多くの要因は、ここにあります。
雨漏りを止めるためには、建物の構造についての知識を備えていることと同時に、建物に関するありとあらゆる技術に精通していなければなりません。
知識だけなら、講習会や専門書でいくらでも学ぶことができますが、その知識をどれだけ実際の現場で活かすことができているでしょうか。
やはり実際の現場で工事経験を積むことが必要です。

日本の家の屋根の形いろいろ

たとえば屋根の形状ひとつをとってみても、実にいろいろな形があります。あなたの家の屋根はどの形状でしょうか?

切妻(きりづま)の屋根

「切妻」は、最も多く見かける、一般的な屋根で、本を伏せるように、最頂部の棟から地上に向かって二つの傾斜面が山形の形状をしている屋根です。単純な形状なので、雨も流れやすく合理的で、コスト面でも有利だと言われています。和風・洋風どちらにも向いた屋根なので、多くの家で採用されています。

寄棟(よせむね)の屋根

4方向に傾斜している屋根です。この屋根も和風・洋風どちらにも向いています。多くの家で採用されており、構造上、とても頑丈だということが利点です。台風などの風圧にも最も強いと言われています。

入母屋(いりもや)の屋根

入母屋は、霧妻と寄棟を合体したような形状が特徴です。上部は2方向に傾斜する切妻、下部は4方向に傾斜する寄棟になっています。入母屋は和風住宅で採用されることが多く、化粧垂木や大棟と下り棟、中には鯱などの飾り付けが施され、威風堂々としたものもあります。

片流れの屋根

とてもシンプルな形の屋根で、傾斜面は1面だけです。最近の新築でよく見られる、シャープでモダンなイメージの屋根です。

方形(ほうぎょう)の屋根

方形は、寄棟の一種と言えます。建物の隅から中央の一点に向かって傾斜しているピラミッド型の屋根です。家が正方形の場合の寄棟造りは、方形ということになります。

陸屋根(りくやね、ろくやね)

傾斜のない平面状の屋根です。ビルや店舗などに多い形状で、一般的な木造住宅では、構造上の理由から採用されることはまずありません。

のこぎり屋根

のこぎりの歯の形に似た三角屋根の建物で、これも一般住宅にはあまり採用されません。窓や開口をもうけて光を採り入れることができるので、主として織物関係の産地などの工場で多く採用されています。

バタフライ屋根

その名の通り、蝶々が羽を広げているように、端から中央に向かって低くなっているような屋根です。ひと味ちがった家になりそうですね。

マンサード屋根

外側に向けて、2段階に勾配がきつくなる寄棟屋根の一種です。屋根裏が広く使えるので、北海道などでよく見かけます。

かまぼこ屋根

かまぼこの形をした屋根で、体育館などに見られます。R(アール)屋根とも呼ばれています。

屋根の構造と葺き方

このように、日本の家にはいろいろな形の屋根がありますが、では、こういった屋根のひとつひとつは、どのような構造で作られているのでしょうか。
雨漏りを防ぐために、屋根は実に様々な施工を重ねて組み立てられています。

まず、一般的な住宅では、屋根の構造は垂木(たるき)と呼ばれる構造材があり、この棟木の上に軒桁(のきげた)、母屋を等間隔に並べます。木造建築では、この垂木は、上棟が終わった後の屋根の最初の下地になりますので、大変重要な構造材です。
この垂木の上に、野地板や構造用合板などを貼り付けて、屋根の下地が完成します。昔建ての家は、バラ板が使われていました。
屋根をリフォームする際には、この下地板までを剥き出しにして、下地部分に腐っている箇所がないか、入念にチェックして、腐食していれば修理します。
次に下地の調整を行います。長い年月を経た依存の下地は、多くの場合、波打っています。45×45mm、もしくは15×45mmの木を使って、全体が平らになるように調整します。
下地がきれいになったところで、断熱材を敷きつめます。
森建築板金工業では、スタイロフォームなど断熱材を用い、その上にコンパネを貼ります。さらに、「タイベックルーフライナー」という防水シートを貼ります。このライナーはシート状のものですが、耐久性にすぐれており、空気だけを通して水分を通さないという性質があります。屋根の野地板に敷くと、板が吸い込んだ水分を外に逃がしてくれるのです。
「アスファルトルーフィング」という防水剤を使うこともあります。これは、厚手の紙やフェルトなどにアスファルトを染みこませ、それを覆うようにアスファルトを塗って、粉末にした雲母や粘土などを塗布し、シート状にしたものです。雲母や粘土を塗るのは粘着防止です。
これで、ようやく屋根を葺く準備が完了します。

ここからは板金職人の腕の見せどころになります。
あらかじめ工場で、屋根の形状に合わせた「水切り」を作っておきます。この水切りは、一軒一軒形状が異なりますので、すべて手作りのオーダーメイドになります。家ごとの雨水の流れ、そしてそれをどこにどう逃がすかということを計算し、それに合わせた水切りを作る腕がないと、一人前の板金職人とは呼べません。

屋根の建材いろいろ

屋根の建材といえば、多くの方は瓦を思い浮かべられることと思います。
最近では、重厚感がありながら軽量で、今までにない造形美を特長とするような瓦や、ROOGA(ルーガ)など最先端の機能をもつ瓦なども登場しています。「どれくらいで修理が必要?屋根の素材と耐用年数」という記事でも、瓦の種類ごとにご紹介しましたが、陶器瓦の寿命はおよそ30年以上が目安となります。表面に塗られた釉薬(ゆうやく)が剥がれ、赤い下地が出てきたら、寿命と考えていいでしょう。一方、屋根そのものの寿命は、漆喰や棟土の劣化状態によって変わりますので、一概に何年ということはできません。

和型の瓦工事の工法には、土葺き工法と、引っかけ葺き工法があります。
土葺き工法は、瓦の下に土(葺き土)を置く方法です。この工法の長所は、野地ムラを修正することが用意で、ねじれがあるような瓦でも安定や収まりがよく、屋根の美しさを強調することができる点です。一方、土屋根に乗せるために屋根全体の重量が重くなってしまうという欠点もあります。

引っかけ葺き工法は、瓦の安定度の面では土葺き工法ほどではありませんが、少量の土を要所要所に入れてやることで(これを引っかけなじみ工法といいます)、瓦を安定させられます。土葺き工法にくらべ、一日に葺ける施工面積も大きいので、工事費も若干抑えられます。洋瓦の場合も、ほとんどは引っかけ葺き工法で施工します。

カラーベストは、特殊鋼物質とセメント、珪砂を混ぜて作る天然資源のパルプを使用している化粧スレート葺き屋根素材です。従来の瓦にくらべて軽量で、耐候性、耐震性に優れており、屋根材に適しています。昔のカラーベストは、新築から8
~10年ほどで塗装が劣化してしまっていた。最近のカラーベストは、地域や気候、風土にもよりますが、メーカーによる30年相当の実験もクリアするほど品質がよくなり、色あせなどの変化もほとんど見られないようになりました。

ガルバリュウム鋼板は、金属系の屋根材料です。昔でいえばトタンですが、正しく言うと、「アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板」ということになります。アルミと亜鉛で鉄を守ることによって生まれた、耐久面・耐震性・デザイン性では最も優れた鋼板です(質量比はアルミ55%、亜鉛43.2%、珪素4.6&%)。トタン屋根の寿命は15~20年くらいと言われます。経年劣化により、トタンに穴が開いたり、釘穴から雨水が浸入してきて、そこから腐っていくこともあります。
「何かおかしい」と思ったら、無理して屋根に上ったりせず、専門の業者に相談してください。

雨どいの掃除をきちんとしていますか?

屋根に降った雨を集めて流し、排水しているのが雨どいです。
雨どいというのは、地味な存在ですが、じつは、住まいを守る大変重要な部分です。
雨どいのトラブルの多くは、破損やゴミなどの詰まりが原因です。
雨どいが破損してしまうと、普段なら届かない場所にまで水が浸入し、雨漏りの原因になってしまうことがあります。雨漏りが始まると、そこからカビが生えたり家が劣化してしまうことになります。

雨どいは、掃除しないと枯れ葉や泥がたまってしまいます。放置してしまうと、ゴミの重みで雨どいが垂れ下がり、いずれ使えなくなってしまいます。
コケが生えることもあります。コケが生えると、水の流れがせき止められ、悪臭の原因になったり、たまった水が逆流して、雨漏りを引き起こす原因にもなります。
特に、山に近い地域や、近くに木がある家では、気がつかないうちに鳥の巣になっていたりすることもあります。
高い位置にありますから、中を覗くのは難しく、無理をしてケガでもしたら大変ですが、年1回か2回は雨どいを掃除するようにしましょう。
雨どいのトラブルは、放置すればするほど雨漏りの原因となり、やがて大きな被害につながってしまいます。
迅速に対応することが大切です。

雨漏りの修理は「水の道」をわかっている専門業者に

雨漏りの症状は様々です。
天井にシミがあるとき、強い雨が降ったときに天井裏で水の落ちる音がするとき、窓やサッシから水が漏るとき、家の中にかび臭さを感じるとき……症状によって、きちんとした診断をしないと、原因を特定することはできません。

雨漏りの症状を抱えた生活は、大変不安で憂鬱なものです。
雨が降るたびに雨漏りの心配をしなければなりませんし、漏電の心配もあります。天井や壁にシミやカビがあれば、それを目にするたびに不安になり、ストレスを感じるでしょう。放っておけば、家の柱や構造部分まで腐ってしまうのではないかといった心配もふくらんできます。

あせる気持ちはわかりますが、業者選びをあせって決めてはいけません。
業者によっては、雨漏りのしっかりした調査もしないで、原因がわからないまま工事を進めようとするところもあるようです。
あなた自身が納得できるような診断や調査をちゃんとやってくれる業者がどうかを見きわめる必要があります。
いちばんまずいのは、業者に言われるがまま、なんでも業者任せにしてしまうことです。
雨漏りの修理工事は、原因を的確に追究することができ、「水の道」をわかっている業者を探すことです。それが一番重要なことなのです。
雨漏り専門ではない業者は、正確な原因を特定せずに、とりあえずの工事をしてしまうことがあります。悪徳な業者になると、安いだけの材料を使った手抜き工事になることもあるのです。
雨漏り工事で一番大切なことは、検査の時点で、原因の95%を把握できているかどうかということです。原因を特定できていなければ、雨漏りは再発することになり、再工事のために余計な出費がかさんでしまうことになるのです。
「雨漏り工事はどこの業者に頼んでも同じ」と思われている方がいるとしたら、それは誤りです。きちんと雨漏りを止めてもらうためにも、業者選びには十分よく考えてください。
 

家を長持ちさせる!雨漏り・屋根修理のご相談は森建築板金工業まで
電話:0120-238-846

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