そもそも屋根の役割って何?日頃意識しないけどこんなに大切!

そもそも屋根の役割って何?日頃意識しないけどこんなに大切!

ほとんどの方にとって、自分が住んでいる家の屋根を直接間近に見る機会はあまりないと思います。屋根はあって当然のもので、普段意識したり考えたりすることはめったにないでしょう。

ですが、屋根には様々な役割が求められており、私たちの生活に欠かせないものなのです。

もし、屋根がなかったとしたら、快適な生活を送ることができなくなってしまいます。屋根は、雨や雪、強風や太陽による日差しや紫外線、気温の変化などから私たちや家の中のもの、壁などを守ってくれているのです。

参考記事
【天才あらわる】もし、屋根がなかったら……(屋根レス生活7つのメリット)

屋根の形も土地の風土によって様々に工夫されています。雪につよい形の屋根、風に強い形の屋根など、様々な屋根が存在します。

住まいを雨から守ってくれる屋根

屋根は、家に住んでいる人を守ってくれる、大きな傘のようなものです。
日本では統計上、4日に1度は雨が降っており、梅雨というシーズンもありますので、雨から家を守ることの重要性はとても高いものです。
もしも屋根がなければ、家は風雨にさらされてずぶ濡れになり、生活することができません。また、日本の住宅は木造で、木材は水分や湿気によって腐朽・劣化という弱点があります。雨漏りは木造住宅にとって致命的な欠陥になりかねません。

もし、屋根が破損して雨漏りを放置してしまうと、建物内の湿度が高まり、生活が不快になるだけでなく、柱、内外壁、外壁などいたるところが腐食します。これが家の中心にある柱などにまで被害が出れば耐震性も低下し、建物自体の寿命を縮めることになるでしょう。

また、屋根は、屋根面からの漏水だけでなく、外壁や、外部の建具まわりなど外部の開口部からの漏水を未然に防ぐ役割も果たしています。上から落ちてくる雨を、屋根の木材に直接当てず、また、壁面に染み渡らないように地面に誘導するといった様々な配慮がされているのです。

私たちには、毎日、屋根についての相談が寄せられますが、
「なぜもっと早く相談してくれなかったのだろう」
と思うことがよくあります。

家を大切にするのであれば、絶対に、早めの相談をすべきです。
屋根の元気は、家族の元気です。

住まいを台風などの自然災害から守ってくれる屋根

日本はまた台風の多い国でもあります。毎年多くの地域で被害が出ており、近年の異常気象により、多くの地方では、今まで以上に風対策を意識するようになっています。
木でできた屋根の上に石が置いてある絵を見たことがある人がいるかもしれません。
逆に、風で何かが飛んできたときには、屋根が壊れることを防ぎます。あれは、屋根を葺いた木材が強風で吹き飛ばされるのを防いでいるものです。屋根は、強風によって屋根が飛ばされないように、耐風性を十分に考慮し設計された製品を使用し、形状・釘穴位置なども厳密に計算して、1枚1枚しっかりと固定されています。
どんな強い強風が吹いても、剥がれずにそれに耐えてくれる屋根は、とても心強い存在です。

住まいを温度調節してくれる屋根

夏は暑く、冬は寒い日本において、屋根の重要な役割のひとつが、温度調節です。
屋根は陽射しを直接受け、常時、外気と触れていますますので、断熱性が必要不可欠です。断熱性を高めることによって、暑い夏でも室温上昇を最低限に抑え、冷たい雪が降る冬においても、暖かく快適な室温を保つ手助けをしてくれています。
屋根の温度調節機能がなければ、私たちは快適に睡眠をとることができなくなってしまいます。また、屋根の断熱性によって屋根裏が結露してしまうことを防ぎ、耐久性を上げることにもつながっています。
温度調節は断熱材でもできると思われる方もいらっしゃると思いますが、特に夏場は、屋根裏の温度上昇をうまく抑えないと断熱材が蓄熱し、冷房が効かないという現象が起こります。そんな時には屋根の工法を変えることで、家を涼しくできます。

住まいを地震から守ってくれている屋根

多くの震災によってビルや住宅が全壊、半壊し、大勢の方が建物の下敷きとなり、たくさんの方の命が失われてしまったことは、記憶に新しいと思います。地震の多い日本において、家を守るためには耐震性は欠かせない条件です。
建物は、屋根を軽くすると重心が低くなり、地震による揺れを少なくすることができます(ただし1981年以降に建築された家は構造計算がしてあるため、むやみに屋根を軽くする必要はありません)。
社団法人全日本瓦工事業連盟では、震災の経験をもとに大地震に耐えるガイドライン工法を策定しており、ガイドライン工法で施工された瓦屋根が大規模な地震に強いことをその耐震実験で実証しています。
参考:瓦屋根の設計・施工ガイドライン(社団法人全日本瓦工事業連盟)

住まいを火事から守ってくれる屋根

木造建築では屋根は木材でできていますので、近隣で火災が発生すると、降って来る火の粉で延焼しやすくなってしまいます。また、火は上に上がりますから、家の中で火災が発生すると、屋根は類焼してしまう原因ともなります。このため、江戸幕府は家屋に瓦を使用するよう推奨しました。
現代では、屋根材には不燃材料・不燃下地を使っています。これにより、もらい火による火事の被害を少なくし、防火性を向上させています。

住まいを音から守ってくれる屋根

屋根には遮音効果があります。

台風などにおいて激しい雨風が住まいを襲った際には、「ゴオオオオ……!」というような音が、中にいる私たちの不安を増幅させ、耳障りのように感じられることもあるでしょう。たとえば、トタンだけの屋根での雨音は、地下鉄車内と同じくらいの音量になるそうです。
そんなとき、屋根は室内にいる人間のために、雨音を優しい音にしてくれます。

また、大きな音や話し声を気にせずに自由に生活できるのも、屋根の遮音効果のおかげです(屋根材や施工方法によって変化します)。

外観の印象を決める屋根のデザイン

家の中にいるとあまり意識しませんが、屋根は、建築としての造形的なデザイン効果があります。一歩外に出れば、視覚的なボリュームの点でも、屋根は最も目につきやすく、デザインや色によって、家そのものの美観を大きく左右するものです。屋根にアクセントを加えることによって、家そのものの印象が決まってしまうことも少なくありません。
最近は、たとえば観光地などで、屋根材を統一するなど美しい街並みを目指すなど、近隣や周囲の風景と調和するランドスケープを決める一因として、屋根が注目されています。いつまでも美しい家を守るために、美観を意識することも大切です。

まとめ~大切な役割を果たしてくれる屋根の点検を

忙しい毎日の生活では、劣化や破損などに気づくのが遅れてしまうこともあるかもしれません。普段あまり目の届かない部分にも気を配り、この記事で紹介した、屋根の大切な役割をしっかり果たしてもらうようにしましょう。

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